トモダチ作戦で重要な役割果たした横田基地、14時46分に黙祷

トモダチ作戦で重要な役割果たした横田基地、14時46分に黙祷

ニュース画像 1枚目:東日本大震災時、輸送物資を積み込むC-130H
© U.S. Air Force photo by Yasuo Osakabe
東日本大震災時、輸送物資を積み込むC-130H

横田基地は、2011年3月11日の東日本大震災の追悼として、サイレン等を14時46分に使用する予定です。基地の隊員などに黙祷を捧げるよう呼びかけています。

地震発生から数時間後、アメリカ海・空軍と海兵隊はトモダチ作戦を開始。航海中の空母「ロナルド・レーガン(CVN-76)」が仙台沖に急行したほか、横田基地はじめ、三沢、嘉手納から航空機140機、艦艇20隻が参加し、アメリカ軍の隊員2万人以上が救援活動に参加しました。横田基地だけでも600回を超える飛行、1,000名以上の隊員たちが参加しました。

津波で滑走路が完全に使用できない状態になった仙台空港には、羽田空港のロードスイーパーが滑走路の一部を着陸できる作業を実施後、3月16日(水)に嘉手納基地所属のMC-130Hコンバット・タロンIIが強行着陸。それに続き横田基地所属のC-130Hハーキュリーズも強行着陸し、被災地の支援に大きな役割を果たしました。

横田基地は、アメリカ軍のアジア太平洋地域の輸送拠点です。東日本大震災時にはC-130Hハーキュリーズが横田基地に配備されていましたが、この機種は2017年10月に機種更新が完了。現在の機種は全て、C-130Jスーパーハーキュリーズです。

いつ起こるか分からない自然災害にも対応できるよう、横田基地では滑走路東側の誘導路に強襲着陸作戦訓練を実施するなど、「トモダチ作戦」で重要な役割を果たした機能・能力の維持・向上に取り組んでいます。

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