海上自衛隊とアメリカ海軍は2022年3月8日(火)と3月10日(木)、 相模湾で対潜戦の共同訓練を実施しました。海自のSH-60K哨戒ヘリコプターと米海軍のMH-60Rシーホークが参加しました。米海軍が海自と共に日本海域で不活性魚雷を発射し、横須賀基地所属の輸送艇2号(LCU2002)が魚雷を回収した初めての訓練でした。
アメリカ海軍のMH-60Rは、魚雷演習をサンディエゴで実施してきました。今回、訓練に参加した第51ヘリコプター海洋打撃飛行隊(HSM-51)「ウォーローズ」と第77ヘリコプター海洋打撃飛行隊(HSM-77)「セイバーホークス」の厚木基地と空母に展開する2個を含め前方展開する飛行隊は、アメリカで実施していました。今回、日本の海域で魚雷訓練の実施で、海自との2国間の連携を含む能力向上につながります。
訓練でHSM-77のMH-60Rシーホークに搭載された不活性魚雷を発射。海自のLCU2002の小型ボートチームが回収し、その作業にあたり、海自のSH-60Kが航空支援を担当しました。厚木基地に拠点を置く海自と米海軍の飛行隊は、2021年10月には対潜戦訓練を実施しており、さまざまな作戦の訓練を重ね、2国間の連携能力の向上に取り組んでいます。