全日空(ANA)、日本航空(JAL)、ジップエア(ZIPAIR)、スプリング・ジャパン(SJO)の4社は、2022年度お盆期間(2022年8月6日~16日)の旅客実績を発表しました。国際線は4社合計で旅客数は27.6万人と、ほぼ予約時と同数の旅客が予定通りに旅を楽しんだようです。コロナ禍前の2019年と比較し、ANA・JALの大手2社は国際線が約4割、国内線も8割後半にまで旅客が戻っています。
国際線は、特に好調だったハワイ方面は、ANAが世界最大の旅客機エアバスA380型「フライング・ホヌ」で運航する成田/ホノルル線はピーク日にほぼ満席、JALもハワイ線は前年比で約13倍でした。
■2022年お盆期間 国際線旅客実績航空会社 | 提供座席数(席) | 総旅客数(人) | 予約率(%) |
---|---|---|---|
ANA | 166,109 | 128,649 | 77.4 |
JAL | 179,041 | 129,085 | 72.1 |
ZIPAIR | 30,160 | 17,936 | 59.5 |
SJO | 882 | 787 | 89.2 |
4社計 | 376,192 | 276,457 | 73.5 |
国内線は、ANAグループ、JALグループ、スカイマーク、AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤー、フジドリームエアラインズ、ピーチ、ジェットスター・ジャパン、スプリング・ジャパンの10社計で330.7万人が利用、搭乗率は73.0%でした。
■2022年お盆期間 国内線旅客実績航空会社 | 提供座席数(席) | 総旅客数(人) | 予約率(%) |
---|---|---|---|
JAL | 1,543,299 | 1,105,319 | 71.6 |
ANA | 1,764,892 | 1,271,864 | 72.1 |
スカイマーク | 296,475 | 249,726 | 84.2 |
AIRDO | 97,921 | 74,505 | 76.1 |
ソラシドエア | 106,042 | 65,230 | 61.5 |
スターフライヤー | 57,009 | 42,308 | 74.2 |
フジドリームエアラインズ | 88,672 | 65,080 | 73.4 |
Peach | 342,780 | 243,328 | 71.0 |
ジェットスター・ジャパン | 197,392 | 166,512 | 84.4 |
SPRING JAPAN | 36,666 | 23,558 | 64.3 |
10社計 | 4,531,148 | 3,307,430 | 73.0 |
スカイマーク、ソラシドエアなどはコロナ感染者数の増加の影響から、9月の国内線便数を減らす予定です。ただし、今後の状況次第では再び回復、さらに秋の連休「シルバーウィーク」や年末年始期間に向けて、さらなる旅客の戻りが期待されます。