スバル・ベル412EPX、ヨーロッパで初の受注獲得

スバル・ベル412EPX、ヨーロッパで初の受注獲得

ニュース画像 1枚目:ベルのスバル・ベル412EPX
© Bell Textron Inc.
ベルのスバル・ベル412EPX

ベル・テキストロンは2022年9月29日、ヨーロッパで初のスバル・ベル412EPX型をクロアチア内務省と2機契約したと発表しました。クロアチア内務省には2023年10月に納入され、犯罪捜査、国境警備など警察活動、消防、消火活動、各種捜査、地雷対応などに使用される計画です。

スバル・ベル412EPXは、ベルが開発したベル412をベースに、スバルが独自開発したレーザーピーニング技術を採用。エンジン出力をメインローターブレードに伝達する変速機構を強化し、メイン・ローター・ギアボックス内の潤滑油が抜けた状態でも30分間の飛行が可能なドライラン能力が向上した機種です。SUBARUとベル・ヘリコプターは2018年7月に型式証明を取得し、国内では民間向けと防衛省向けの開発・販売が実施されてきました。

2019年6月のパリ・エアショーで世界初の契約を警察庁が締結し、2021年5月に納入済みです。アメリカでは、ベルが2022年に警察関連から受注。今回のヨーロッパでの受注で、さらなる契約の弾みになります。

現在、日本国内では、陸上自衛隊向けにスバル・ベル412EPXをベースとしたUH-2の量産事業も進められています。

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