フジドリームエアラインズ(FDA)は、2024年3月に4号機のエンブラエル170型機「機体記号:JA04FJ」を退役させると発表しました。2009年の運航開始以来、同社として初めての退役機です。
同機は、2006年から2010年までアメリカ国内で運用されており、FDAが中古機として2010年10月に導入しました。機齢は約18年で、同社が保有する機材の中で最も古い機体です。2011年7月には、アルプスの山をイメージさせるグリーンに塗装されている同機にちなみ、長野県松本市から「松本市観光大使」に任命。2017年3月まで、機体後方の両側に松本市のマスコットキャラクター「アルプちゃん」を描いて運航していました。
現在同社の保有機数は16機。「JA04FJ」の退役により、2024年夏ダイヤはエンブラエル170型2機、エンブラエル175型13機の計15機体制で運航します。これまでグリーン塗装は「JA04FJ」と「JA11FJ」の2機でしたが、1機のみに。これにより15機がそれぞれ異なる15色で運航されます。
同社では今後、採算確保可能な路線が見込めるなどの条件が整った場合には、再び保有機数を拡大することも検討するとしています。また、4号機の退役に伴うお見送りイベントの実施を計画しており、詳細は近日中に発表されます。