今週は、小牧基地オープンベースで飛行したブルーインパルスや、退役迫る2機のC-1輸送機が話題になりました。他にも、ヨーロッパから来た2機の政府専用機や、万博PRのためデビューしたガンダムスペマなど、直近2025年2月28日〜3月6日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
3月2日・名古屋飛行場(小牧基地)
航空自衛隊 T-4練習機 「機体記号:06-5790」
航空自衛隊 C-1輸送機 「機体記号:28-1001 & 28-1002」
航空自衛隊・小牧基地(県営名古屋空港)で「令和6年度 小牧基地オープンベース」が開催されました。あいにくの空模様でしたが、アクロバット飛行隊「ブルーインパルス」や退役が迫る2機のC-1輸送機による展示飛行などが披露されました。前日の晴天に恵まれた予行と合わせ、約51,000人が来場しています。
3月3日、6日・羽田空港、伊丹空港
イタリア空軍 エアバスA319-100CJ型機 「機体記号:MM62243」
イタリア大統領の来日に合わせ、イタリア空軍のA319が羽田空港にやってきました。広島と京都にも訪問され、伊丹空港にも姿を見せています。同機の飛来は2019年以来でした。
3月3日・羽田空港
日本航空(JAL) ボーイング737-800型機 「機体記号:JA342J」
ガンダムとコラボした大阪・関西万博仕様の特別塗装機「JALガンダムJET」が、同日の羽田〜徳島線で運航を開始しました。同万博公式キャラクター「ミャクミャク」と、RX-78F00/E ガンダム(EX-001 グラスフェザー装備)の姿が描かれ左右でデザインが異なります。
3月3日・羽田空港
デルタ航空 エアバスA350-900型機 「機体記号:N576DZ」
同機は、2019年12月にカタール航空へデリバリーされましたが、2020年3月に運用を停止。同年7月には使用者がラタム・エアラインズ・ブラジルに移ったものの、一度も営業便に投入されないまま保管され、ようやく2022年3月からデルタ航空で活躍しています。客室仕様の関係からこれまで日本路線には投入されていませんでしたが、2月にデルタ航空の長距離仕様に変更されたため、同日アトランタ〜羽田便で日本に初めて飛来しました。
3月6日・羽田空港
イギリス政府 エアバスA321-200neo型機 「機体記号:G-GBNI」
タイタン エアウェイズ所属でもお馴染み、イギリス政府カラーのA321neoが飛来しました。同時期に東京で日英外相会談が開かれるなど、要人往来に関連したものとみられます。
3月6日・函館空港
タイ・エアアジア・エックス エアバスA330-300型機 「機体記号:HS-XTP」
バンコク(ドンムアン)〜新千歳線で運航されていた同機は、新千歳空港内の滑走路にシカが侵入するトラブルを受け、一時的に同空港の滑走路が閉鎖されたため、函館空港にダイバートしました。その後、新千歳空港まで再運航しています。同機はタイ国際航空で運用されていた機体で、昨年9月に同社フリートへ加わって以来、ほぼ新千歳線のみに投入されています。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?