今週は、初飛来の特別塗装機やトルコの政府専用機が話題になりました。他にも、福岡と大分へやってきた珍客やロゴマークとして復活を果たしたアリタリアなど、直近2025年2月14日〜20日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
2月15日・成田空港
カタール航空 エアバスA350-1000型機 「機体記号:A7-ANG」
デイリー運航の成田〜ドーハ線が、同日から増便され週11便運航になりました。増便分は成田空港を日中帯に発着する“昼便”で、通常はA350-900が投入される計画ですが、初便はA350-1000での運航でした。なおこの“昼便”は、7月1日からさらに増便され、夜便と合わせてダブルデイリー体制になります。
2月16日・羽田空港
ITAエアウェイズ エアバスA350-900型機 「機体記号:EI-IFA」
同社の前身でもある「アリタリア航空」のロゴマークを描いた機体が、就航初便として羽田〜ローマ線に投入されました。今後、新たな羽田名物になりそうです。機体後部の両側に「Inspired by Alitalia」と描かれています。
2月16日・羽田空港
トルコ政府 エアバスA319-100CJ型機 「機体記号:TC-IST」
トルコの政府専用機が羽田にやってきました。19日には関西国際空港へ向けて、羽田を出発しています。同時期にトルコ大国民議会議長一行が衆議院議長の招待により来日しており、これに関連したものとみられます。
2月16日・成田空港
ネットワーク・アヴィエーション ボーイング747-400F型機 「機体記号:TF-AKG」
エア アトランタ アイスランドが運用する、イギリスのネットワーク・アヴィエーションの貨物機が成田空港に飛来しました。昨年までチャイナエアラインで運航されていた機体で、一部当時の塗装を残したまま運用されています。
2月18日・羽田空港
デルタ航空 ボーイング767-400ER型機 「機体記号:N845MH」
1月28日に整備委託先へのフェリー途上で羽田に立ち寄った、特別塗装機「ピンク・リボン・プレーン 4号機」。整備を終えて、アメリカへの帰路で再び羽田空港に立ち寄りました。前回と異なる日中帯の飛来に、展望デッキなどは多くの航空ファンで賑わいました。
2月18日・福岡空港
航空自衛隊 C-1輸送機 「機体記号:28-1002」
福岡空港に隣接する、航空自衛隊・春日基地(飛行場地区)には、日々自衛隊機が飛来していますが、この日はフェニックスをモチーフにした特別塗装機がやってきました。C-1自体の運用終了が近いだけに、多くの注目を集めました。
2月19日・大分空港
オムニエアインターナショナル ボーイング767-300ER型機 「機体記号:N342AX」
大分空港にアメリカからの珍客がやってきました。オムニ機は米軍関連チャーターで、沖縄県の嘉手納基地や東京都の横田基地などで馴染みの機体ですが、大分には初めての飛来とみられます。近隣では27日から実弾射撃訓練が行われる予定で、米軍関連の往来が活発になっています。
2月19日・関西国際空港
マレーシア航空 エアバスA330-300型機 「機体記号:9M-MTJ」
今年1月16日から、「Visit Malaysia 2026」観光キャンペーンをPRする特別塗装機が就航しました。マレーシアの自然やビーチ、街並みなどが描かれています。2月13日に同じく関空線に投入され、日本初飛来を果たしています。
2月19日・羽田空港
デルタ航空 ボーイング767-400ER型機 「機体記号:N828MH」
スカイチーム塗装・ピンクリボン塗装と、スペマが連続で飛来していたデルタの764。今回はひさびさに、ノーマル機が羽田にやってきました。これまでと同じく羽田を経由して、重整備を行う中国・広州へ向かっています。
2月20日・成田空港
タイタン エアウェイズ エアバスA321-200neo型機 「機体記号:G-OATW」
お馴染み豪華世界旅行のチャーター機が、成田空港にやってきました。今回は主にアジアを周遊するツアーで、アメリカ・シアトルから到着。23日からフィリピン・ベトナム・ラオス・マレーシア・インド・トルコを巡ります。3月3日には、日本からアジア7都市を周遊するツアーも予定されています。なお同機は、2023年までユニオンジャックを描いた英国政府専用機としても運用されていた機体で、サミットに合わせて広島空港・関西国際空港・羽田空港へ「G-GBNI」として飛来していました。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?