今週は、フィリピン航空に新しく加わった少し塗装に違和感のある773ERが話題になりました。他にも、イギリスからの4発プロペラ機や初めて日本に飛来した季節外れのサンタ塗装機など、直近2025年1月31日〜2月6日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
1月31日・中部国際空港
エアロK エアバスA320-200型機 「機体記号:HL8563」
同日から週4便で、名古屋(中部)〜清州線が新規就航しました。初便到着時には、消防車による放水アーチで歓迎しています。
2月1日・成田空港
フィリピン航空 ボーイング777-300ER型機 「機体記号:RP-C7784」
一見、普通のフィリピン航空777-300ERですが、実は違和感たっぷりの機体が日本に初めて飛来しました。同機は昨年11月に就航した機体で、これまでガルーダインドネシア航空で「PK-GIE」として活躍していました。1月11日には成田空港へ「RP-C7783 (元PK-GID)」も初めて飛来。いずれの機体も垂直尾翼下部(胴体後部)にガルーダ時代の薄い下地が残されているのと、エンジンにGE社のロゴマークが描かれているのが特徴です。
2月2日・羽田空港
大韓航空 ボーイング787-9型機 「機体記号:HL8345」
同日より、羽田〜ソウル(仁川)線の深夜便に787の投入が開始されました。従来通り737のほか、今回飛来した787-9や787-10の投入が予定されています。
2月2日、5日・新千歳空港
日本トランスオーシャン航空(JTA) ボーイング737-800型機 「機体記号:JA06RK & JA05RK」
新千歳〜那覇間で国内チャーター便が運航されました。往路は特別塗装機「2代目 さくらジンベエジェット」、5日の復路便は「2代目 ジンベエジェット」が投入されました。
2月2日〜4日・入間飛行場
イギリス空軍 エアバスA400M輸送機 「機体記号:ZM408」
航空自衛隊・入間基地(埼玉県)に、イギリス空軍の輸送機が飛来しました。軍関係の輸送業務とみられます。アメリカ・アンカレッジから到着し、4日に韓国・ソウルへ出発しました。
2月2日・新千歳空港
チェジュ航空 ボーイング737-8-MAX型機 「機体記号:HL8552」
同社3機目となる737MAXがデリバリーされました。アメリカからのフェリーフライトの途上で、新千歳空港に飛来。同機はその後、ソウル(金浦)まで運航されています。
2月3日・羽田空港
アルファ・スター エアバスA330-200型機 「機体記号:HZ-SKY2」
サウジアラビアからのVIP機が羽田空港にやってきました。アルファ・スターの機体は、昨年夏にA318「HZ-A5」が羽田空港や那覇空港に飛来して以来。同機の飛来は昨年5月以来です。同時期にサウジアラビアの外相が来日しており、これに関連したものとみられます。
2月3日〜6日・入間飛行場
航空自衛隊 C-1輸送機 「機体記号:28-1002」
「フェニックス」をモチーフにした特別塗装機が、姿を表しました。3日と4日は地上走行のみ、5日と6日には久しぶりの飛行姿を見せてくれました。同型機はまもなく運航を終了し退役する予定で、今後の動向が注目されます。
【関連記事:ド派手なスペマが格好いい! 空自C-1 2番機に「フェニックス」モチーフ描く】
2月4日、6日・羽田空港、関西国際空港
フィンエアー エアバスA350-900型機 「機体記号:OH-LWA」
昨年12月から運航中の特別塗装機「サンタクロース・フィンランド」が、クリスマスから2か月を経過して、ようやく日本初飛来を果たしました。同機は日本路線への投入自体も少なく、2022年2月の成田空港以来の飛来。6日には、関空路線にも投入されています。
2月5日・松山空港
アメリカ海軍 F-35CライトニングII戦闘機 「機体記号:170101 & 170102」
松山空港にF-35Cが2機飛来しました。緊急着陸とみられ、4時間ほど滞在し燃料補給の後に飛び立ちました。同空港への戦闘機飛来は、初めてとみられます。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?