今週は、アマゾン・エアの貨物機やデルタ航空の767-400ERの連続飛来などが話題になりました。他にも、初登場のエミレーツ航空A380特別塗装機や期間限定の成田〜ラスベガス間直行便など、直近2025年1月3日〜9日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
1月3日・広島空港
バティック・エア・マレーシア ボーイング737-8-MAX型機 「機体記号:9M-LRQ」
広島〜シンガポール間チャーター便の復路が運航されました。12月30日の往路便は白地塗装の機体が投入されましたが、今回はフルカラーでの飛来でした。
1月4日・羽田空港
デルタ航空 ボーイング767-400ER型機 「機体記号:N843MH」
12月6日に羽田経由で重整備のために中国・広州へフェリーされた、世界でも希少な長胴型の767が整備を終えて再び羽田空港に飛来しました。その後、ロサンゼルスへフェリーされています。
1月4日・福岡空港
アメリカ海軍 ボーイングC-40型機 「機体記号:166693」
ボーイング737-700型機をベースとした、アメリカ海軍の輸送機が福岡空港にやってきました。米軍施設がある関係での飛来とみられます。国内の基地(岩国・横田・嘉手納)などへの飛来は多いですが、民間空港への飛来は珍しいものになりました。
1月4日・成田空港
アメリカン航空 ボーイング777-200ER型機 「機体記号:N759AN」
毎年恒例となった、普段定期便が運航されていない成田〜ラスベガス間で臨時便が運航されています。最新電子機器などの見本市「CES」が同地で開催されているためで、12日まで運航される予定です。
1月4日・成田空港
アマゾン・エア エアバスA330-300(P2F)型機 「機体記号:N5879K」
前回は関西国際空港経由でデリバリーフライトが行われた、アマゾン・エアのA330-300P2F(貨物改修機)。今回は、改修が行われていた中国・広州から成田空港を経由してアメリカ・ホノルルまで運航されています。運航はハワイアン航空が担っています。
1月6日・羽田空港
デルタ航空 ボーイング767-400ER型機 「機体記号:N844MH」
4日の「N843MH」と入れ替わるように、アメリカ・ロサンゼルスからホノルルを経由して別の767-400ERが羽田にやってきました。その後、中国・広州へ向けて出発。こちらも同様に重整備に向けたフェリーフライトの途上でした。今回は、767-400ERスカイチーム特別塗装機の約10年ぶりとなる日本飛来であり、多くの航空ファンの注目を集めました。
1月7日・関西国際空港
エミレーツ航空 エアバスA380-800型機 「機体記号:A6-EEP」
同社が行なっている人道支援活動「エミレーツ航空財団」をPRする特別塗装機が、運航開始の2024年8月以来初めて日本にやってきました。大阪(関西)〜ドバイ線に投入されています。
1月7日・羽田空港
大韓航空 ボーイング787-8型機 「機体記号:HL8508」
VIP機として運航されている大韓航空の787-8が、ソウル(金浦)から羽田空港にやってきました。日本へは2024年9月の、関西国際空港・羽田空港以来の飛来でした。
1月7日、9日・新千歳空港
ナショナル・エアラインズ ボーイング747-400BCF型機 「機体記号:N936CA」
ウエスタン・グローバル・エアラインズ ボーイング747-400F型機 「機体記号:N258SN」
アメリカからジャンボ機が連日やってきています。「N936CA」は、元日本航空(JAL)「JA8086」の機体で、新千歳へも昨年11月に飛来しています。「N258SN」は2020年までアトラス航空で運用されていた機体で、昨年暮れに成田空港へもやってきた機体で、ダラスから飛来しています。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?