アメリカ海軍、MH370捜索に2機目のP-8Aポセイドンを投入

アメリカ海軍、MH370捜索に2機目のP-8Aポセイドンを投入

アメリカ海軍第7艦隊は2014年3月27日、マレーシア航空MH370便を捜索するため、2機目のP-8Aポセイドンを投入すると発表しました。3月28日には、P-8Aが沖縄からオーストラリアのパースへ向かったもようです。

捜索海域は、雲底高度が800フィートと低く着氷の危険性があるなど過酷な気象条件なため、全天候能力に優れたP-8Aを追加投入したとしています。第7艦隊の哨戒機は、これまで16回、150時間以上飛行し、22万平方海里を捜索しました。

機体の破片を発見してMH370のものと確認され次第、曳航式のブラックボックス探知器での捜索を行うため、アメリカ海軍は探知器をパースに待機させています。

P-8Aは最大高度4万1,000フィート、速度490ノットで1,200海里進出して、4時間の捜索が可能です。現場では高度5,000フィート、350ノットでレーダー捜索し、発見すると1,000フィートまで高度を落として目視確認を実施します。

オーストラリア海洋安全庁(AMSA)によると、3月29日は9時に中国のIL-76が出発、12時以降は1時間おきに日本含む各国の航空機、合計8機がパースのピアース空軍基地を出発して捜索を行っています。ブラックボックスからの信号発信が、バッテリーの寿命により約1カ月程度と見られており、すでに3週間経っていることから捜索は時間との戦いになりつつあります。

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