マレーシア政府の投資会社、カザナ・ナショナルは2014年8月8日、マレーシア航空の上場廃止の方針を発表しました。マレーシア政府がマレーシア航空を実質的に救済することとなります。マレーシア航空は2014年にクアラルンプール発北京着のMH370便、アムステルダム発クアラルンプール着のMH17便と理由に違いはあるものの、2機を失っており、経営危機に陥り、政府による救済が噂されていました。
この発表を受け、マレーシア航空はこの件を検討中としており、改めて検討結果を公表するとしています。カザナ・ナショナルの提案はそのまま受け入れられると見られます。
マレーシア航空は経営再建を進め、路線再編などが終了したばかりで今回の事態に直面し、再び経営面で難しい局面を迎えています。カザナ・ナショナルの発表では再建策について8月末までに発表するとしています。