アメリカ海軍空母サラトガ、解体のためバージニアからテキサスへ曳航

アメリカ海軍空母サラトガ、解体のためバージニアからテキサスへ曳航

アメリカ海軍の空母USSサラトガ(CV-60)が、2014年8月21日、解体のためバージニア州ニューポートニューズを出港して、テキサス州ブラウンズビルへ曳航されました。ニューポートニューズのナラガンセット湾では数千の観衆が詰めかけ、別れを惜しみました。

サラトガは、アメリカ海軍がジェット時代に対応した本格的な空母として建造したフォレスタル級の2番艦で、1956年から1994年まで38年間軍務に就いていました。1962年のキューバ危機や1990年から1991年の湾岸戦争など、22回の派遣航海を実施しています。

1994年8月20日にフロリダ州メイポートで退役し、1998年8月7日からはニューポートニューズに係留されていました。

2014年5月8日にテキサス州の業者と解体の契約が交わされましたが、移動の手続き中に船体エレベーター付近にハヤブサが営巣していることが分かり、関係機関と協議のうえ幼鳥が巣立つ8月15日以降の移動が決定しました。

サラトガはおよそ16日間かけて、9月6日にテキサス州に到着する予定です。

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