航空局、成田空港の予算要求は49億円 ファーストレーン設置費用など

航空局、成田空港の予算要求は49億円 ファーストレーン設置費用など

国土交通省航空局は2015(平成27)年度の概算要求で、成田空港に49億円を要求しました。2014年度の29億円から増額となっていますが、2013年度は54億円でした。

2015年度の要求は、2014年度中の発着容量30万回化、オープンスカイを契機とした国際線ネットワークの強化、格安航空会社(LCC)の誘致や便数増、ビジネスジェットの利用増加と新たなニーズに対応するアジアのハブ空港としての地位を固めるものとなっています。

特に、2015年度の増額には観光客の誘致にも重要なMICE関連の対応としてファーストレーンの設置を予定しています。国際会議の参加者などの入国手続きを迅速化することで、再訪問につなげることが狙いで日本国内の空港では初めての導入となります。

なお、成田空港は成田国際空港会社が自社の自己財源で、運用の効率化、能力増強をめざしたLCC向けターミナル北側エプロンの整備、旅客ターミナルビル固定ゲート延伸、第4サテライト南側エプロン整備などを593億円の予算で実施します。

この記事に関連するニュース
メニューを開く