ロールス・ロイス、複合カーボン/チタンファンブレード搭載の747で初飛行

ロールス・ロイス、複合カーボン/チタンファンブレード搭載の747で初飛行

ロールス・ロイスは2014年10月15日、複合カーボン/チタン(CTi)ファンブレードを採用したアドバンス・アンド・ウルトラファン・エンジンで初飛行を行ったと発表しました。

ロールス・ロイス 複合カーボン/チタン(CTi)ファンブレード Advance and UltraFan™ engine 747-200

ロールス・ロイスの747-200テスト飛行機に搭載されているトレント1000エンジンをベースとして、開発されたCTiファンブレードが組み込まれ、アメリカ・アリゾナ州ツーソンで初飛行を行いました。初飛行は想定通りの成功裡に行われ、引き続き厳しい試験飛行を実施していきます。

CTiファンブレードは空力性能を維持し、これまでのファンブレードより軽量化されます。複合エンジンケースとこのCTiファンブレードを組み合わせることで、1機あたり7名の乗客と同じ1,500ポンドの重量を減らすことができます。

これにより、アドバンス・エンジンでは、ロールス・ロイスが製造するトレントエンジンの第一世代と比べ、燃料消費、二酸化炭素排出量を20パーセント削減する事ができることをめざし、2020年から営業飛行を開始する計画です。「ウルトラファン」については、2025年から営業飛行し、燃料消費、二酸化炭素排出量は25パーセント削減が可能になる設計です。

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