ロシア空軍、2014年に戦略爆撃機のパトロール飛行を50回以上実施

ロシア空軍、2014年に戦略爆撃機のパトロール飛行を50回以上実施

ニュース画像 1枚目:ロシア空軍の戦略爆撃機、ツポレフTu-160ブラックジャック。
© Министерство обороны Российской Федерации
ロシア空軍の戦略爆撃機、ツポレフTu-160ブラックジャック。

ロシア空軍は、2014年に戦略爆撃機による長距離パトロール飛行を50回以上実施したと、2015年1月4日に発表しました。

旧ソビエト連邦時代にも、ツポレフTu-95ベアやミャシーシチェフ3M(M-4バイソン)を使用して、カナダやアメリカ、アイスランド、イギリス国境近くの太平洋や北大西洋で、パトロール飛行を実施していました。

ソビエトの崩壊によりパトロール飛行は中断されますが、2007年にTu-95MSとTu-160ブラックジャックにより、遠隔地でのプレゼンスを誇示するためパトロール飛行が再開しました。Tu-160がキューバへ飛行したり、空中給油機を使用して地中海や南シナ海へも飛行しています。

2014年には、Tu-95MSを支援する空中給油機のIL-78が、初めてベトナムのカムラン飛行場に着陸し、Tu-95MSはフィリピン海やマリアナ諸東方面へ進出しました。

一時は衰えたロシアの戦略空軍力ですが、2014年には日本周辺やNATO諸国、アメリカやカナダでも、ロシア爆撃機へのインターセプトが報告されています。

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