エアバスは2015年3月6日、ベトナム航空向けA350 XWB初号機、製造番号「014」が塗装を終え、ロールアウトしたと発表しました。ブルーと金の蓮(ゴールド・ロータス)を描いたベトナム航空の塗装が施されました。また、胴体に描かれたラインは直線ではなく、流線型の新塗装が採用されています。
この機材はエアキャップ(AerCap)が発注しているもので、ベトナム航空はリースで導入します。また、ロールアウト時にはエンジンを搭載しておらず、今後はエンジンの搭載、客室の装備などを行った後、地上試験を経て、テスト飛行を行います。デリバリーは2015年半ばを予定しています。
ベトナム航空はA350 XWBを導入する初めてのアジアの航空会社で、世界ではカタール航空に続く2番目の導入となります。ベトナム航空は自社購入の10機、リースの4機とあわせ14機のA350を保有する計画で、ハノイ/パリ線などに投入する計画です。
なお、トゥールーズの動向をウォッチするブログ「TLS Watch Daily」でもこのロールアウトの様子が紹介されています。この移動する様子で胴体全体の塗装を確認することができます。
あわせて、ヨーロッパで初のA350を導入するフィンエアーのA350、製造番号「018」も胴体の結合が終了していることも紹介されています。
ちなみにベトナム航空の新塗装は、すでに日本にも飛来しており、FlyTeamメンバーによる投稿でも確認できます。