シンガポール・チャンギ国際空港では2015年8月12日から、ターミナル2から出発するシンガポール航空と、そのリージョナル・エアラインであるシルクエアの搭乗者を対象に、ファストチェックインの導入試験を実施しています。
2016年の完全なファストオプション導入のための試験導入で、ターミナル2では24時間のチェックイン・キオスクが利用できるようになっているほか、ターミナル3でも同キオスクを順次導入するとしています。
預け入れ荷物がある場合の手続きは、キオスクで搭乗券とバッグタグを取得し、バッグにタグを付け、ドロップカウンターに荷物を引き渡すだけです。
また、機内持ち込み荷物のみの場合は、キオスクで搭乗券を印刷し、直接出国審査場に向かえるほか、オンラインでチェックインを済ませている場合には、自宅で印刷してきた搭乗券かモバイルの搭乗券を利用できるので、カウンターでの手続きを省略し、出国審査に直行できます。
このシステムでは、搭乗手続きから荷物のチェックイン、預け入れ荷物に自分でタグ付けて預け入れるまでの時間が短縮され、数分で全ての手続きが終了することができ、同空港で行われた過去のトライアルでは、97%の搭乗者がファストチェックインシステムに満足しているとしています。