カンタスの全便運休、豪政府も巻き込む-成田線は欠航続く

カンタスの全便運休、豪政府も巻き込む-成田線は欠航続く

カンタス航空の労使対決がオーストラリア連邦政府を巻き込むことになるようです。豪ギラード首相は、特別労働審判の聴聞会開催を要請、2011年10月30日にも開催される見込みと伝えられています。今回の事態に、労働組合側は経営陣の「オーバーリアクション」とコメントを発表、10月29日に開催された労働審判でも、賃上げなど要求は変えず、平行線のようです。

日本線の運航では10月29日から、カンタス航空の国内線、国際線全便の無期限運休を発表にあわせ、シドニー発QF21便が成田空港に到着後、折り返しのシドニー行きのQF22便が欠航。10月30日はQF21、QF22便とも欠航します。

シドニー・ヘラルドによると、運休で多くの搭乗客がカンタスから運休をeメール等で知らされていないといい、一部で混乱。無期限運休という異例事態に、組合側、経営側と労使双方をそれぞれ非難する声があるそうです。

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