ボーイングは2015年9月23日、中国の習近平主席を迎え、300機の購入や中国で737のデリバリーセンターの開設などとあわせ、AVICとの連携強化、航空バイオ燃料開発の新たな取り組みについても発表しました。
中国航空工業(AVIC)との合意では、民間機プログラムの長期的なコラボレーションを拡大し、主要コンポーネントの組立作業を追加します。これにより、AVICの製造能力を高め、サプライチェーン管理を含むAVICの航空機製造能力の増強、ビジネス慣行を整備します。ボーイングはこれを通じ、販売する航空機の値ごろ感を高める狙いです。
また、ボーイングは中国と持続可能な航空バイオ燃料の開発で、農業廃棄物を活用した新しいイニシアチブを行なうと発表しました。ボーイングはこれまで、航空機の二酸化炭素排出量の削減策として、トウモロコシや小麦の茎の活用など、農場で出る原料を使用し、バイオ燃料の研究を行ないます。
こうした持続可能な方法で生産する場合、アメリカのエネルギー省の研究によると、航空バイオ燃料は、従来の石油系ジェット燃料に比べてライフサイクルごとに50%から80%の炭素排出量の削減につながると見込まれています。
We're honored to host Chinese President Xi on a tour of the #Boeing Everett factory and sharing a few words. pic.twitter.com/AHSVfvRI9Z
— Boeing Airplanes (@BoeingAirplanes) 2015, 9月 23