ロシアのヘリをセールス エジプトへ転売されるミストラル級強襲揚陸艦

ロシアのヘリをセールス エジプトへ転売されるミストラル級強襲揚陸艦

ニュース画像 1枚目:カモフKa-52攻撃ヘリコプター
© Rostec
カモフKa-52攻撃ヘリコプター

ロシア海軍がフランスで建造していたミストラル級強襲揚陸艦が、エジプトへ売却されることが決まったと伝えられています。ロシアのロステックは、これを商機と捉えエジプトに艦載ヘリを提案しています。

ロシア海軍は、フランスにミストラル級強襲揚陸艦を発注し1番艦の「ウラジオストク」は2014年、2番艦の「セヴァストポリ」は2015年に引き渡されるはずでした。しかし、ロシアによるクリミア併合の経済制裁で引き渡しが延期され、9月にはエジプトへの2隻の売却が発表されました。

ミストラル級強襲揚陸艦は全通式の飛行甲板を持ち、最大15機程度のヘリコプターの運用が可能です。ロシアへ引き渡されるはずの2隻には、ロシアのウエポン・システムが搭載され、ロシアのKa-52やKa-27ヘリコプターに対応した設計がなされています。

搭載されるウエポン・システムはロステック・グループ企業の製品で、そのままエジプトへ売却される見込みです。そうなると搭載するヘリコプターもロシア製が適しているということです。「転んでもただでは起きない」とはこのことでしょうか。

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