ATSB、各種データからMH370便の捜索範囲を12万平方キロに狭める

ATSB、各種データからMH370便の捜索範囲を12万平方キロに狭める

ニュース画像 1枚目:MH370便の位置が想定されるエリア、赤が確率高く、濃い青が低いエリア
© ATSB / Google Earth
MH370便の位置が想定されるエリア、赤が確率高く、濃い青が低いエリア

オーストラリア運輸安全局(ATSB)は2015年12月3日、2014年3月8日に消息不明となったMH370便の調査情況について発表し、機体があると想定されるエリアは、南インド洋の南緯38度、東経88.5度の付近を中心に楕円形のエリアです。これは、直線距離で700キロ、面積で12万平方キロメートルの範囲を重点的に捜索するエリアとしています。

この分析はインマルサット衛星通信(SATCOM)データ、航空力学のモデルを使用し、風や気温の気象データも加味し、事故前の777の飛行データも用いられています。

これまで、MH370便の777-200ER、機体記号(レジ)「9M-MRO」の捜索は、オーストラリア、マレーシアを中心にアメリカ、日本、中国、イギリスなど各国が航空機や艦船を派遣し、さらに水中探査がオーストラリアを中心にして続けられています。

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