「コープ・ノース 2016」、日米豪で大規模な実働演習を実施

「コープ・ノース 2016」、日米豪で大規模な実働演習を実施

ニュース画像 1枚目:2016年2月24日、グアム・アンダーセンAFB付近で909ARSのKC-135から給油を受ける18AGRSのF-16ファイティングファルコン
© U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Matthew B. Fredericks/Released
2016年2月24日、グアム・アンダーセンAFB付近で909ARSのKC-135から給油を受ける18AGRSのF-16ファイティングファルコン

アメリカ太平洋空軍は、2016年2月18日(木)から2月26日(金)まで、「コープ・ノース 2016(CN 16)」合同演習の一部としてアメリカ空軍と海軍、航空自衛隊、オーストラリア空軍が大規模な実働演習(LFE : large force employment)を実施したと発表しました。

CN 16は2月14日(日)から人道支援や災害派遣の訓練で開始され、引き続き航空戦術を訓練するLFEに移行しました。演習はグアムの北方にある約260キロ、445キロの広大な空域が使用され、攻撃側の赤軍と防御側の青軍に分かれ、実際の戦闘をシミュレートした訓練が行われました。

リアルな敵役としてアラスカ州アイルソン空軍基地(AFB)から派遣された第18仮想敵飛行隊(18AGRS)のF-16が使用されました。ファラリョン・デ・メディニラ島の射爆場では、編隊飛行や爆撃訓練、捜索救難(SAR)訓練が行われました。参加したパイロット達は、7日間で750回以上飛行する計画が立てられていました。

これらの戦闘訓練のほか、航空自衛隊とアメリカ空軍のC-130部隊は、テニアン島で低コスト低高度での編隊物資投下訓練も実施しています。

CN 16のトップ・パフォーマンスに選ばれた航空自衛隊F-2パイロットのKenichi Kuwauchi一尉は「広大な空域でリアルでリアルタイムで進行する演習は、素晴らしい訓練だ。航空自衛隊とアメリカ空軍は異なった戦術を持っており、異なった考え方を経験したりお互いに教え合うなど、やりがいのあるものだった」と話しています。

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