海上保安庁、小樽でロシア連邦保安庁と合同訓練を実施 航空機2機が参加

海上保安庁、小樽でロシア連邦保安庁と合同訓練を実施 航空機2機が参加

第一管区海上保安本部は2016年6月1日(水)、ロシア連邦保安庁のサハリン州国境警備局と合同訓練を実施しました。訓練は9時30分から13時30分まで小樽港の沖合海域で実施され、海上保安庁からは巡視船4隻と航空機2機、サハリン州国境警備局からは国境警備艇1隻が参加しました。

訓練は、密輸容疑船に対し日露海上保安機関が連携して海上法を執行する目的で実施されました。2000年に「日本国海上保安庁とロシア連邦国境警備庁の間の協力の発展の基盤に関する覚書」が署名され、これに基づき、ほぼ毎年交互にそれぞれの船艇が相互訪問し、日露合同訓練を実施しています。

6月1日(水)の訓練では、海上保安庁から千歳航空基地に所属するビーチクラフトB300の機体番号(レジ)「JA866A」と釧路航空基地に所属するシコルスキーS-76Cの「JA6904」が参加、巡視船は「つがる(PLH-02)」、「そらち(PM10)」、「さろま(PS-02)」、「かりば(PS-08)」が参加しました。このうち「つがる」はシコルスキーS-76D「JA919A」を搭載しています。ロシアからは国境警備艇「ユジノサハリンスク」が参加しました。

訓練日程の前後には小樽港で関連イベントが開催され、5月31日(火)は入港歓迎式典、6月2日(木)は巡視船「つがる」と国境警備艇「ユジノサハリンスク」の一般公開、6月3日(金)には出港式典が実施されています。

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