メガ・モルディブ・エア、定期便運航を停止 事業再編と新機材調達へ

メガ・モルディブ・エア、定期便運航を停止 事業再編と新機材調達へ

モルディブを拠点とするメガ・モルディブ・エアは2017年5月1日(月)、同社の定期便運航を5月2日(火)から一時運休すると発表しました。事業再編と資本増強に取り組むため、定期便を一時的に中断するもので、定期便運航に関わる同社の事業はこれまでどおり継続するとしています。

メガ・モルディブ・エアは2016年から、株式構成の変更やサービス品質の向上など、複雑な再構成を手がけてきました。この中では同社の保有機の構成も含まれ、新機材の導入や市場に適した機材への変更に加え、フライトクルーの再訓練やその施設の改修についても検討してきました。

今回の運休までに政府や規制当局と密接に協議しているほか、株主、観光産業、航空関連の関係者たちとも協議しており、その支援に感謝するとしています。定期便運航の再開時には信頼性の高い新機材で、モルディブのサービスを楽しめるビジネスモデルを提供するとしています。

メガ・モルディブ・エアは2010年に設立、新興市場に航空路線を広げるプランを掲げて運航してきました。設立時から、110万人の旅客を輸送、世界50地点に運航しています。同社は現在、エア・キャップからリースした1996年製の767-300ER、機体記号(レジ)「8Q-MEF」で北京、上海線を運航しています。また、成田へのチャーター便での就航実績もありますが、インド・デリー路線を開設するも運休するなどネットワーク再編や事業再編に取り組んでいました。

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