日本政府観光局(JNTO)は、2018年4月の訪日外客数の推計が前年同月比12.5%増の290万1,000人で単月として過去最高を記録し、1月から4月までの累計が過去最速で1,000万人を突破したと発表しました。
訪日外客数の4分の3以上を占めるアジア地域は、航空座席供給量の増加や訪日旅行プロモーションなどが旅行者数の増加に寄与し、韓国、中国、シンガポール、マレーシアでは4月として過去最高、台湾、タイ、フィリピン、インドで単月として過去最高の訪日客数を記録しています。ただし、香港ではイースター休暇が3月末からとなった影響や、インドネシアでは訪日ツアーの割高感などから、訪問者数は前年同月を下回っています。なお、3月末からのジェットスター・アジアが関西/クラーク線を新規就航しており、この路線による訪日者数の増加もあったとみています。
このほか、オーストラリア、アメリカ、フランス、イタリア、ロシアも日本の認知度の高まりなどから、4月としてまたは単月として過去最高の訪日客数を記録しています。ドイツ、スペインに関しては、イースター休暇が3月末からとなったことが、前年同月を下回った1つの大きな要因であると推測しています。なお、詳しくは、JNTOのウェブサイトを参照ください。