新明和、AI活用搭乗橋の自動装着システム 成田とシンガポールで受注

新明和、AI活用搭乗橋の自動装着システム 成田とシンガポールで受注

新明和工業は2018年7月6日(金)、AIを活用した航空旅客搭乗橋の自動装着システムを開発、成田国際空港(NAA)とシンガポール・チャンギ空港から受注したと発表しました。両空港へ、2019年2月に納入される予定です。

この航空旅客搭乗橋は、航空機ドアの100センチメートル手前までの接近が限界だった、これまでの自動システムと比べ、AIを活用してドアの10センチメートル手前まで自動で接近できます。これにより、オペレーターの技量が不要となり、未経験者でもボタン一つで、精度の高い装着操作が可能になります。

同社は、今回の受注に先駆けて、2015年10月から徳島空港で実証実験を行い、検証の結果、安全性の確認ができたことから、両空港で採用されました。なお、徳島空港では実証実験終了後も、このシステムが使用されています。

新明和工業では、この自動装着システムにより、国内の空港運営で課題となっている「人手不足」や「操作訓練時間の短縮」に加え、重要な課題の「定時運行率向上」が期待できるとしています。

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