日本航空協会、1930年に建設された三米風洞を重要航空遺産に認定

日本航空協会、1930年に建設された三米風洞を重要航空遺産に認定

日本航空協会は認定重要航空遺産に、東京大学駒場IIキャンパス1号館(旧東京帝国大学航空研究所風洞部建物)、三米風洞を認定します。重要航空遺産は、歴史、文化的に価値が高い航空遺産を認定しているもので、YS-11輸送機量産初号機「JA8610」、九一式戦闘機などが認定されています。

三米風洞は1930年に東京帝国大学航空研究所(航空研究所)の風洞部の実験施設として建設され、戦前は航空学の研究に使用され、航続距離の世界記録を樹立した航空研究所長距離機、非公式ながら航続距離の世界記録を作ったA-26や層流翼の開発などに貢献しました。

第2次世界大戦後は、日本の航空に関わる活動が一切禁止される中で、YS-11などの国産航空機の開発で活用される一方、自動車、鉄道、船舶、建築物、スポーツなどの研究にも活用され、産業と文化の発展に貢献しています。

認定と認定証の贈呈式は、2019年1月25日(金)を予定しています。

期日: 2019/01/25から
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