三菱電機、ブカレスト空港の空港気象ドップラーライダー受注

三菱電機、ブカレスト空港の空港気象ドップラーライダー受注

ニュース画像 1枚目:空港気象ドップラーライダー
© 三菱電機
空港気象ドップラーライダー

三菱電機は2019年4月4日(木)、ルーマニア気象局からブカレストのアンリ・コアンダ国際空港向け晴天時風観測用の空港気象ドップラーライダー「DIABREZZA (ダイヤブレッツァ) Aシリーズ」を受注したと発表しました。

今回の受注は2018年7月にフランス気象局から受注した、ニース・コートダジュール空港向けに続き、ヨーロッパで2台目となります。納入は2019年度末を予定しています。

空港気象ドップラーライダーは、従来の電波を用いるレーダー装置では観測できない晴天時に、単一周波数のパルスレーザーを使い、大気中のちりや微粒子の動きを捉えることで、風速や風向きをリアルタイムに測定できます。また、高出力光アンプの搭載により、20キロメートル以上の風計測が可能で、国際民間航空機関(ICAO)の推奨要件に基づいた観測距離を満たしています。

なお、空港気象ドップラーライダーは現在、国内外の空港で計6台が運用されており、三菱電機は気象レーダー・ライダー事業全体で、2020年度にグローバルで売上高25億円を目指す方針です。

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