佐渡新航空路促進協、空路再開に向け勉強会 新型ATR機の活用も視野に

佐渡新航空路促進協、空路再開に向け勉強会 新型ATR機の活用も視野に

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佐渡新航空路開設促進協議会は2019年12月13日(金)、「令和元年度 佐渡新航空路開設促進協議会 勉強会」を、あいぽーと佐渡で開催しました。

当日は新潟県空港活性化アドバイザーの長谷川政樹さんを講師に招き、新潟/佐渡線の航空路の早期再開に向けた動きについて、情報を共有しました。勉強会では、滑走路長890メートルの佐渡空港でも離着陸できるATR-42-600Sを活用し、新潟空港を拠点とした地方の格安航空会社(LCC)について進捗状況が報告されました。

事業計画では新潟/佐渡線の航空路も定期路線として計画されており、今後は新潟県内、佐渡市内の企業などからも出資を募り、2020年の年明けには航空会社を設立、2022年の就航に向けて取り組んでいく方針です。

ATR42-600S は、標準飛行条件下で、最短800メートルの滑走路で乗客40名を乗せ、離着陸できる性能を保有しています。低速で機体制御を可能にする大型ラダーを導入し、既存のATR42、ATR72と同様のエンジンを採用し、短距離離着陸(STOL)運用時の高出力の使用、長い滑走路で効率的な低出力運用ができるよう42、または72どちらかのエンジンレーティングを選択できる改良を加えます。

佐渡新航空路開設促進協議会は、佐渡空港滑走路2,000メートル化への布石として、現空港を活用した定期便の早期再開が重要しており、航空会社立上げの動きを支援する方針を確認しています。

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