日本・EU間の航空安全協定を締結、今後は整備分野に拡大

日本・EU間の航空安全協定を締結、今後は整備分野に拡大

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国土交通省航空局は2020年6月22日(月)、日本・EU間の航空安全協定(BASA)を締結しました。この協定により、日EU双方の航空産業の負担の軽減、民間航空製品の自由な流通の促進、航空の安全に関する日EUの協力強化が期待されています。

BASAは「Bilateral Aviation Safety Agreement」の略で、航空安全に関して、相手国が行う検査・認証を相互に受け入れることにより、当局による重複検査などを可能な限り避け、お互いの手続きを円滑化する二国間協定です。

今回の協定は、本体と附属書の耐空性分野で構成されており、将来的に新たな附属書を採択し、民間航空の安全の分野で耐空性以外の整備分野などでも相互受入れの対象拡大が可能です。

日本とEUは、BASA締結に向け、2016年11月に正式交渉を開始し、7回の交渉を経て、2019年7月に実質合意に至り、6月22日にベルギー・ブリュッセルで署名されました。署名者は、兒玉和夫欧州連合日本政府代表部特命全権大使とアンドラッシー欧州連合クロアチア政府代表部特命全権大使及びヴァレアン運輸担当欧州委員でした。

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