オリエンタルエアブリッジ(ORC)が導入予定の中古機DHC-8-200(Q200)が2020年10月2日(金)、日本に到着しました。フェリー時は仮の機体記号(レジ)「C-GIWQ」をまとっており、通関手続きなどを経て、2019年12月に予約登録された「JA803B」となって運航するとみられます。新千歳に到着した様子をFlyTeamメンバーが撮影しています。
ORCは2020年度の事業計画で、2020年夏スケジュール開始時に保有するQ200の1機を更新する予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大した影響から、機材をフェリーできず2020/2021年冬スケジュールにまでずれ込みました。「C-GIWQ」は10月2日(金)現在、新千歳空港に駐機しており、近日中に長崎へ移動するとみられます。
オリエンタルエアブリッジは「JA803B」の導入で、設計寿命を迎えた「JA801B」を退役させる予定です。これにより、欠航が頻発している就航率・運航品質の改善につなげます。
「JA803B」となる機体は、1999年5月に初飛行した機体で、これまでアメリカのホライゾン航空、コミュートエアで使用され、機齢は22年目です。ORCが引き続き使用する「JA802B」は機齢19年目で、後継機導入も検討されています。中古機導入でも引き続き、機種選定が必要な状態は変わりません。