嘉手納18WG、新田原へ訓練移転 10月26日〜11月5日

嘉手納18WG、新田原へ訓練移転 10月26日〜11月5日

ニュース画像 1枚目:嘉手納を離陸するF-15Cイーグル
© U.S. Air Force photo by Senior Airman Cynthia Belío
嘉手納を離陸するF-15Cイーグル

アメリカ空軍嘉手納基地に配備されている戦闘機が、2020年10月26日(月)から11月5日(木)まで、航空自衛隊新田原基地へ訓練移転します。これに合わせ、新田原基地の第5航空団が参加し、共同訓練を実施します。アメリカ軍再編に伴い、米軍飛行場周辺の影響軽減、2国間の相互運用性の向上を目的とし、国内59回、グアムなど49回、計108回目の訓練移転です。

アメリカ空軍の第18航空団(18WG)のF-15が12機程度、人員およそ200名が新田原に展開します。この移動に合わせ、人員、物資輸送を目的とした輸送機が移転訓練の前後に飛来します。空自の参加規模は、F-15が15機程度です。訓練移転期間中は、新田原基地を拠点に、四国沖空域で戦闘機による戦闘訓練を演練します。

今回の訓練移転では、嘉手納基地の隊員が宮崎市内のホテルを利用する予定です。従来は基地内に宿泊していますが、4人部屋のためソーシャルディスタンスの確保が困難なための対応です。8月に千歳基地で実施された戦闘機の移転訓練でも、同様の対応が実施されていました。

アメリカ軍の訓練参加者は日本に居住し、全員がPCR検査を受診し、陰性が確認された隊員のみ参加します。ソーシャルディスタンスの確保、消毒の徹底など必要な措置も実施します。訓練移転の正式発表を前に、宮崎市内の宿泊施設利用が報道されたことを受け、地元自治体は防衛省に対し、従来通りの基地内の施設利用を求めていました。

期日: 2020/10/26 〜 2020/11/05
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