セントラルヘリコプターサービス、BK117 D-3の2機目を契約

セントラルヘリコプターサービス、BK117 D-3の2機目を契約

ニュース画像 1枚目:5枚ブレードBK117 D-3と同型のH145
© AIRBUS
5枚ブレードBK117 D-3と同型のH145

川崎重工は2020年12月22日(火)、セントラルヘリコプターサービスからH145//BK117D-3型機を受注したと発表しました。セントラルヘリコプターサービスは2019年3月、D-3を1機契約しており、これが2機目です。川崎重工が受注したD-3はこれで7機目です。

D-3は、現行機のBK117D-2の改良型で、フルフラットフロアを備えた余裕あるキャビンスペース、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、低騒音化、最新のアビオニクス搭載によるパイロットの負荷低減などで性能が向上しています。さらに最新式の5枚ブレード・メインローターを採用し、D-2に比べ有効搭載重量がおよそ150キログラム(kg)増加、点検項目の削減および整備が容易な構造で整備期間50%短縮を実現しました。

5枚ローターのH145はヨーロッパ航空安全庁(EASA)から6月に型式証明を取得し、9月にノルウェーの運航者に初めて納入されています。川崎重工がエアバス・ヘリコプターズと国際共同開発および分担製造を手がけており、国土交通省航空局の型式証明の取得後、2021年春ごろに国産初号機を納入する予定です。

この記事に関連するニュース
メニューを開く