カンタス航空、国際線本格再開は12月下旬 ワクチン接種遅れ

カンタス航空、国際線本格再開は12月下旬 ワクチン接種遅れ

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© Qantas
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カンタス・グループは2021年5月12日(水)、国際線の再開時期を2021年10月末の予定から後倒しし、2021年12月下旬としました。オーストラリア連邦政府が、ワクチン接種完了の予想スケジュールを2021年末、世界各国からの旅客受け入れは2022年半ばと修正したことを受け、カンタス・グループの国際線定期便についても再開時期を調整しました。

オーストラリア/ニュージーランド間の国際線、タスマン路線については変更はありません。カンタス航空では、オーストラリアでのワクチン接種が完了した段階で、接種状況が類似する国については、出入国が相互に認められる「トラベル・バブル」が可能と楽観視しています。

ただし、制限が解除される国の予測は困難として、再開する路線は明言していません。カンタス航空が2月に発表した内容では、10月末の国際線再開でシドニー発着のロサンゼルス、ロンドン、シンガポール、ヨハネスブルグ、羽田線、成田/ブリスベン線など、国際線就航の25都市のうち22都市の再開を計画していると明らかにしていました。

旅客便を再開する12月まで、国際線では必要な移動が求められる旅客向けの運航、貨物便を運航します。また、オーストラリア国内線の旅行需要の回復に注力します。

オーストラリアの航空会社では、ヴァージン・オーストラリア・グループもフィジーやインドネシアを含む短距離国際線の運航を2021年12月まで再開を先延ばしすることを発表しています。タスマン路線は対象外で、9月から予定通りシドニー/クイーンズタウン線、ブリスベン/クイーンズタウン線、さらに12月からメルボルン/クイーンズタウン線を運航する計画です。

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