全機異なる野生動物を尾翼に描くフロンティア航空、新種登場

全機異なる野生動物を尾翼に描くフロンティア航空、新種登場

ニュース画像 1枚目:フロンティア航空 新塗装を予告したTwitter
© Frontier Airlines
フロンティア航空 新塗装を予告したTwitter

全機異なる野生動物を尾翼に描くフロンティア航空に、新たな種類を描いた機体が誕生します。2021年5月19日(水)の予告ツイートでは、尾翼を黒塗りで表示し、「虹色に輝く緑色の尾羽」というヒントだけ発表。Twitterでは、鳥類の「parrot(オウム)」または「Quetza(ケツァール)」ではないかというツイートが寄せられていました。

そして翌5月20日(木)に発表されたのは、予想の1つに挙げられていた「ケツァール」でした。ケツァールは、「最も美しい鳥」「幻の鳥」などと称され、メキシコ南部やコスタリカなど中米エリアに分布する準絶滅危惧種です。この塗装が施されるのは、5月19日(水)に受領したエアバスA320neo型機、機体記号(レジ)「N380FR」とみられます。

フロンティア航空はアメリカ国内線、メキシコ、中南米路線などを運航する格安航空会社(LCC)で、マナティやオオカミと犬の交配種で灰色の狼「チヌーク」など、保有機材の尾翼にそれぞれ異なる野生生物を描いています。その多くが絶滅の危機に瀕していたり、保護が必要な動物たち。尾翼への塗装で、生物多様性やその保護に関する必要性の認知向上を目指しています。同時にこの動物たちは、「スポークスアニマル」としてフロンティア航空の知名度向上にも貢献しています。

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