FlyTeamニュースで2021年6月1日(火)から6月30日(水)まで、計318本を配信しました。最も注目を集めた話題は、「フィリピンにF-16V戦闘機売却承認 -「高すぎる」」でした。
アメリカ国務省がフィリピン政府へF-16戦闘機ブロック70/72(いわゆるF-16V)と関連機器を対外有償軍事援助(FMS)での輸出を承認。しかし、約24.3億ドル、日本円で2,700億円超の売却額に対し、フィリピン防衛相が「高すぎる」と発言したものをお伝えしました。
陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプターUH-2の開発完了も注目されました。一時は川崎重工案が採用、開発作業が始まっていたものの、官製談合が発覚し、2013年1月には白紙化。その後、改めて選定作業からやり直しされ、開発事業者にSUBARU(当時は富士重工業)を選定、開発が進められていました。
SUBARUはベル・ヘリコプターと共同開発、Bell 412を発展させた「412EPX」をベースとして開発しました。UH-2は、UH-1Jの後継機で、特に離島防衛や災害救助での機動力確保に欠かせない装備品として、待ったなしの状況でした。これから配備が進めば、各地の航空祭、駐屯地記念行事などで見ることができそうです。
そのほか、クイーン・エリザベス空母打撃群の動向、ユナイテッド航空の超音速機発注なども注目されました。ベスト20は以下の通りです。
■6月 FlyTeamニュース アクセスランキング 1位:米政府、フィリピンにF-16V戦闘機12機 売却を承認 -「高すぎる」(6月28日) 2位:陸自向け新多用途ヘリコプターUH-X 開発完了、UH-2として納入へ(6月24日) 3位:アメリカ空軍、B-21レイダー初配備基地 エルスワースに正式決定(6月15日) 4位:政府専用機、主務機変更して目的地到着 英はタイフーン戦闘機などで警備(6月11日) 5位:クイーン・エリザベス空母打撃群、 初の実戦出撃(6月23日) 6位:空自F-15、レッドフラッグ・アラスカへ 6月6日に千歳離陸(6月4日) 7位:史上初艦載型ステルス戦闘機F-35C、 初飛行からの歩み(6月7日) 8位:海自P-1とアメリカ海軍P-8A、 対潜特別訓練を実施(6月25日) 9位:A350開発から受領まで、大型機を ボーイングからエアバスに切り替えるJAL(6月14日) 10位:ユナイテッド航空、超音速機を 最大50機発注 JALに続く契約(6月3日) 11位:空自F-35A、築城基地に初飛来 6月25日まで訓練(6月23日) 12位:クイーン・エリザベスのF-35B、 イタリアなど4カ国の戦闘機と演習(6月15日) 13位:空自、F-15戦闘機などレッドフラッグ・ アラスカに派遣(6月2日) 14位:ロナルド・レーガン空母打撃群、 インド洋進出 インド海・空軍と演習(6月29日) 15位:レッドフラッグ・アラスカ、対空戦・ 近接支援など米空軍・空自で連携向上(6月16日) 16位:ブルーインパルス、浜松基地で 移動訓練を実施(6月1日) 17位:空自F-15も参加したレッドフラッグ・ アラスカ演習、終了(6月27日) 18位:ピーチ、国内全33路線720円セール オンラインからエアラインへ(6月28日) 19位:九州拠点のリージョナル航空会社、 ANA・JALの垣根越えて共同運航へ(6月3日) 20位:みんな大好きスタジオジブリ、その 世界観を大空に表現する飛行機まとめ(6月15日)