カンタス・グループ、従業員2,500名を自宅待機 ロックダウンで

カンタス・グループ、従業員2,500名を自宅待機 ロックダウンで

ニュース画像 1枚目:カンタス航空 イメージ
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カンタス航空とジェットスター航空は2021年8月3日(火)、約2,500名の従業員を約2カ月間の自宅待機とする措置を講じると発表しました。オーストラリア各地でロックダウンが発動されており、これに対応するためカンタス・グループは地域ごとの影響を精査し、フライトの大幅な減少に対応する一時的な措置と説明。解雇は予定していないと発表しています。

この自宅待機は、主にニューサウスウェールズ州の国内線パイロット、客室乗務員、空港職員を中心に実施します。便数の減少を受け、他の州で勤務するスタッフにも影響が波及する恐れがあります。対象の従業員は2週間前に通知し、8月中旬まで給与が支払われます。

カンタス航空とジェットスター航空は、豪国内線で5月には2019年同期比で100%を運航。その後、3つの州でのロックダウンにより、7月は40%以下となりました。カンタス・グループは希望的な観測として、来週あたりに南オーストラリア州、ビクトリア州のロックダウンが終了し、ブリスベンでの感染が収束すれば、国内線の運航便数は2019年比で50~60%程度まで回復すると予想しています。

シドニーを含むニューサウスウェールズ州は、通常の旅行が再開できるようになるまで、数週間かかるため、カンタス・グループは今回の措置に踏み切りました。2020年の同時期は、グループで2万名以上の従業員が待機中で、ほとんどの航空機が運航されずに駐機中だった状態と異なるものの、ワクチン接種が進む必要があるともコメントしています。

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