エチオピア航空、ボーイング最新機種の777-8貨物機を5機契約

エチオピア航空、ボーイング最新機種の777-8貨物機を5機契約

ニュース画像 1枚目:エチオピア航空 777-8貨物機 イメージ
© Boeing
エチオピア航空 777-8貨物機 イメージ

ボーイングは2022年3月4日(金)、エチオピア航空とボーイング777-8貨物機5機の購入覚書を締結しました。777-8貨物機は、ボーイングが開発中の最新機種777Xの1つです。エチオピア航空は、本拠地のアディスアベバを拠点に航空貨物輸送の拡大に取り組んでおり、最新の貨物専用機の導入で、その成長性を確保します。

アディスアベバ・ボレ国際空港の貨物施設は、国をあげて航空貨物の成長に取り組むエチオピアの重要な施設です。エチオピアの経済発展、輸出入活動、外国為替収入につながる重要な活動を担う施設として、2017年には貨物ターミナル2がオープンし、年間100万トンの取扱いに対応可能な施設になっています。この規模はアフリカ大陸で最大、かつ大型貨物ターミナルを備えるアムステルダム、シンガポール・チャンギ、香港にも匹敵する規模です。現在、エチオピア航空は、ボーイング777型9機、737-800型3機、計12機の貨物専用機で、eコマースなど増加する需要に対応しています。

新しい777-8貨物機の導入で、エチオピア航空は燃料効率が高く、環境に優しい機材で、貨物輸送量を増やす計画です。777-8貨物機は、ペイロードで747-400貨物機とほぼ同等で、燃料効率、二酸化炭素排出量、運用コストは25〜30%向上が見込まれています。

ボーイングは、カタール航空と1月に777-8貨物機を34機、確定受注を獲得しています。エチオピア航空との契約はこれに続くもので、新たな貨物機の受注数は39機になります。777-8F初号機の納入は、2027年に予定されています。

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