日本航空(JAL)は2023年1月17日、ボーイング777-200ER型機を2023年度上期中に全機退役させると発表しました。これにより、1996年4月に導入を開始した777-200/200ER型機は、27年間でその姿を消すことになります。
JALではコロナ禍以前、ボーイング777シリーズの777-200・777-300を国内線、777-200ER・777-300ERを国際線に主に投入していました。2021年2月に発生したP&W(プラット&ホイットニー)社製PW4000エンジンの問題により、同エンジンを搭載した777-200と777-300の13機を、コロナの影響もあり、2021年3月に退役させました。
その結果、主に国際線で活躍していた777-200ERが国内線に投入。国際線仕様のビジネスクラスが、国内線「Jクラス」の料金で楽しめると話題になっています。
現在、777-200ERは「機体記号:JA701J」「JA702J」「JA703J」の3機が運航中です。全機退役により、JAL国内線の大型機は、すべてエアバスA350-900型機での運航になります。