全日本空輸(ANA)は2024年2月以降に、ボーイング777型機の後継機として国内線仕様のボーイング787-10型機を初導入すると発表しました。ANAは2020年に、GEエンジンを装着した787-10を11機発注。今年度に導入される4機は、プレミアムクラス28席、普通席401席、計429席を備えた国内線仕様です。すでに同社ホームページでは、「78K」としてシートマップが公開されています。
投入される国内線は、羽田/福岡線、羽田/新千歳線などの幹線を予定。405席または392席仕様のボーイング777-200型機や、514席仕様の777-300を順次、置き換えます。777と比較して約25%の燃費改善が見込まれるほか、二酸化炭素などの排出量や騒音を抑えた環境に優しい787への統一を進める計画です。
現在、787-10は他に3機「機体記号:JA900A・JA901A・JA902A」所有していますが、いずれも294席仕様の国際線機材で、主に東南アジア線などへ投入しています。