航空自衛隊の緊急発進、2013年度4月から6月は昨年から33回増

航空自衛隊の緊急発進、2013年度4月から6月は昨年から33回増

防衛省統合幕僚監部は2013年7月10日に、2013年度第1四半期の緊急発進実施状況を発表しました。

2013年4月1日から6月30日までに、緊急発進は115回あり、前年同期と比べて33回増加しています。国別の割合はロシア機が約27%、中国機が約60%、北朝鮮機が約8%、その他が5%でした。

方面隊別では北部航空方面隊が20回、中部航空方面隊が14回、西部航空方面隊が6回、南西航空混成団が75回でした。これも前年同期と比べると中部と南西が増加し、北部と西部が減少しています。

ロシア機への緊急発進が31回で昨年同期と比べて31回減少しているのに対して、中国機へは69回で54回も増加しています。ロシア機は哨戒機が多く、中国機は戦闘機が多いとみています。

尖閣諸島問題などで、南西航空混成団が中国機に対処する回数が突出して増加していることが分かります。

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