キプロス・エアウェイズが運航停止 「発展に貢献でき光栄」68年の歴史に幕

キプロス・エアウェイズが運航停止 「発展に貢献でき光栄」68年の歴史に幕

ニュース画像 1枚目:キプロス・エアウェイズ A320
© Air France
キプロス・エアウェイズ A320

キプロス・エアウェイズは2015年1月9日(金)、運航を停止しました。キプロス政府がECの競争当局に税金投入によるキプロス・エアウェイズの再建計画を提出しましたが、さらなる税金の投入はメリットが無いと判断されました。これを受け、キプロス・エアウェイズは即日、同社の役員会で自主清算を決定し、即日、運航を停止したものです。

キプロス・エアウェイズは同社のウェブサイトで、2015年9月2日までの航空券保有者は政府がその代替手段を補償するとしています。このため、ウェブサイトに記載されている旅行代理店で手続きが可能です。

キプロス・エアウェイズは1947年9月に運航を開始し、「68年間にわたり、キプロスの経済、特に観光産業の発展に貢献できたことは光栄です」と最後のコメントを発表しています。

同社は運航停止前までA320を6機保有、ヨーロッパと中東の14路線に就航していました。2007年のキプロス政府の支援以降、2012年、2013年にも支援が行われました。その間に、ロンドン・ヒースロー発着枠を売却、資金を確保し、支援企業を模索していました。

なお、キプロス航空の代替便はエーゲ航空を中心に、エルアル、ブリティッシュ・エアウェイズに振替が行われています。ライアン・エアも代替便を提供するとしていますが有料での手配です。

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