那覇でANA、JTA、空自機の重大インシデント、位置関係を正確に調査中

那覇でANA、JTA、空自機の重大インシデント、位置関係を正確に調査中

運輸安全委員会は、2015年6月23日(火)の記者会見で、2015年6月3日(水)に発生した全日空(ANA)、日本トランスオーシャン(JTA)、航空自衛隊の3機が関係する重大インシデントについて、引き続き調査を進めている段階と説明しました。JTA、ANAに搭載するFDRとCVRの解析、各機の機長と管制官の口述、各機と管制官の交信内容について詳細な解析作業を進める段階にあるとしています。調査の途中経過は公表は控えるとしています。

各機の位置関係も、正確な時間を解析し、位置関係を明らかにするとし、これも公表できる段階にはないとしています。特に、空自機には飛行データ記録装置が未搭載のため、映像記録を使いながら時間について確定作業を進めているとしています。

このインシデントは、ANAの那覇発新千歳行きANA1694便、737-800の「JA80AN」が離陸のため滑走路を加速中、航空自衛隊のCH-47Jヘリコプターがその前方を横切り離陸し、ANA機は離陸を中止しました。さらに「JA80AN」が滑走路を開ける前に、管制官が着陸のやり直しを指示したものの、JTA610便の「JA8938」が着陸したものです。

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