アメリカ空軍は2016年4月4日(月)、太平洋地域のF-35AライトニングIIの配備基地として、アラスカ州のアイルソン空軍基地(AFB)を選定していましたが、これを決定しました。基地選定時の2019年から遅れ、2020年配備としており、2個飛行隊の計48機が展開します。アイルソンAFBは、この受け入れ準備として2017年度から、基地の整備を開始します。
アラスカには世界的にも訓練環境が整い、戦略的な重要な位置にあることがあげられています。特に、アイルソンAFB近くに多数の演習場があるほか、大規模な演習が可能な「Joint Pacific Alaska Range Complex(JPARC)」があり、現実的な訓練を積み重ねることができるとしています。
なお、F-18ファイティング・ファルコンの第18仮想敵飛行隊(18AGRS)が配備されており、この部隊は引き続きF-35Aと共にアイルソンAFBに配備されます。
アメリカ太平洋空軍はアイルソンAFBのF-35Aの配備とあわせ、エルメンドルフ・リチャードソン統合基地に配備するF-22ラプターと組み合わせ、太平洋地域での第五世代戦闘機の存在感を高めるとしています。
■Know Your Aircraft - F-35