運輸安全委員会、韓国国土交通部にアシアナ航空へ指導するよう安全勧告

運輸安全委員会、韓国国土交通部にアシアナ航空へ指導するよう安全勧告

運輸安全委員会は2016年11月24日(木)、韓国国土交通部に対して安全勧告を行いました。これは、2015年4月14日、アシアナ航空のA320-200、「HL7762」が広島空港でアンダーシュートによる航空保安無線施設と衝突したことを受け、その事故原因の究明で機長が規定、業務処理要領 (SOP)を遵守せず、ゴーアラウンドすることなく降下して進入を継続したほか、これ以外の進入に関する規定、SOPを逸脱したオペレーションがあったことが判明したことを受けた対応です。

運輸安全委員会は、韓国国土交通部への安全勧告で会社手順や運航乗務員の訓練を再検討し、運航乗務員に規定の遵守の重要性を再強調すること、進入限界高度未満の進入は、あくまでも目視物標を主たる参照とし、計器は補助として適切に使用することを教育、訓練を通じて徹底する様、アシアナ航空に対して指導することを求めています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く