大阪航空局は2018年4月17日(火)、福岡空港の回転翼機能の移設とそれに伴う進入表面の設定について、公聴会を開催します。
福岡空港では、消防、捜索・救助、救急医療、報道などの緊急事態に備え、自衛隊機を除く福岡市消防局や福岡県警察などのヘリコプターが23機、常駐しています。一方、アジア諸国との交流拡大や格安航空会社(LCC)の参入などにより、航空機の発着回数が増加し、ヘリコプターと民間機の運航が競合することが多く、双方の運航に影響していることから、ヘリコプター専用の運用施設を現空港場外に新たに設置することが提案されています。
大阪航空局、九州地方整備局の発表によると、福岡空港のヘリコプター発着回数は年間で、消防等業務が約800回、捜索・救助等業務が約1,000回、報道取材が約3,000回、救急患者搬送・外来等が約2,000回の計7,000回となっています。なお、東京、大阪圏では、それぞれ東京ヘリポートと八尾空港とヘリコプター拠点が設置されています。
なお、この事業に関し、利害を有し、意見したい方は4月3日(火)までに公述申込書と公述書の提出が必要です。傍聴人数は150人以内で、受付順となります。会場は福岡市和白地域交流センターで、傍聴受付は11時から、開催は13時30分からです。詳しくは、国土交通省のウェブサイトを参照ください。