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万博やスカイマーク737MAXなど話題続々! 2025年の航空関連のトピックまとめ

© Boeing
スカイマークが導入する737-10-MAX(手前)と737-8-MAX(奥)

新年、あけましておめでとうございます。2024年も航空・空港に関わるすべての皆様にとって明るい1年になりますよう、FlyTeam編集部一同、心からお祈りいたします。

2024年は新年早々、日本はもちろん、航空業界にとって衝撃的なニュースから始まりました。正月には能登半島地震が発生、翌1月2日には羽田空港C滑走路にて航空機の衝突事故が発生するなど、心が痛む新年のスタートだったかもしれません。一方で、日本航空の新国際線フラッグシップ・エアバスA350-1000型機や、新潟空港を拠点とする新航空会社・トキエアの運航開始など、ポジティブな話題も多い1年でした。2025年も、日本や世界の航空業界では、さまざまな動きが予想されます。

大阪・関西万博関連の動き


2025年の日本での大きな話題といえば、大阪・関西万博です。次世代の空の移動手段とされている「空飛ぶクルマ」のデモフライトが行われることでも話題ですが、JAL・ANAでは、万博に向けた特別塗装機の運航が既にスタートしています。

© SkyDrive
空飛ぶクルマ・3人乗り商用機「SD-05」
© FlyTeam Mr.よっしーさん
広島空港 2024年9月22日撮影 JA252J エンブラエル ERJ-190-100(ERJ-190STD) ジェイエア
© FlyTeam こだしさん
成田国際空港 2024年9月14日撮影 JA823J ボーイング787-8 ドリームライナー 日本航空
© FlyTeam yabyanさん
中部国際空港 2024年12月24日撮影 JA58AN ボーイング737-881 全日空

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機材関連の動き


2025年は、各社で新たな航空機の導入が計画されています。スカイマークは、2025年度第4四半期(2026年1月~3月)以降、日系航空会社としては初となるボーイング737-8-MAXの導入を開始予定です。

© Boeing
スカイマークが導入する737-10-MAX(手前)と737-8-MAX(奥)

JALのA350-1000は、2025年以降引き続き新造機の納入が続きます。これに伴い、ボーイング777-300ER型機の退役についても、さらに加速していくものとみられます。このほか、JALは羽田衝突事故で滅失したA350-900型機「機体記号:JA13XJ」の代替機を、2025年度下期に追加導入するとしています。こちらの具体的な導入時期は、現時点では明らかになっていません。

© FlyTeam pan_kumaさん
羽田空港 2024年12月15日撮影 JA01WJ エアバスA350-1041 日本航空
© FlyTeam ヘキサゴンさん
羽田空港 2023年10月13日撮影 JA13XJ エアバスA350-941 日本航空

ANAは、2024年7月に中古のボンバルディアDHC-8-Q400型機を7機導入することを発表。国土交通省航空局によると、このうちの1機「JA466A」が2025年1月登録予定で予約登録されています。この機体は、LOTポーランド航空で運用されていた元「SP-EQB」とみられます。

© FlyTeam デルタおA330さん
福岡空港 2024年11月4日撮影 JA847A ボンバルディア DHC-8-402Q ダッシュ 8 ANAウイングス

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航空会社の動き


新たな航空会社に関する動きも。関西国際空港を拠点に富山、米子空港への路線開設を目指すJCASエアウェイズのATR72-600型機は、10月に導入される予定。同社は2026年春の就航を予定しています。

© JCAS Airways Co, Ltd
JCAS Airways イメージ

世界に目を転じると、サウジアラビアの国営航空会社であるリヤド・エアが2025年に就航する予定。ボーイング787-9型機をはじめ、エアバスA321neoなどを発注済みで、現在、航空運送事業許可(AOC)取得に向けて非商用飛行を実施しています。

© FlyTeam gomaさん
ル・ブールジェ空港 2023年6月24日撮影 N8572C ボーイング787-9 ボーイング

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空港関連の動き


空港関連では、増改築中の福岡空港の国際線ターミナルが3月28日(金)にグランドオープンする予定。また、国際線に対応した神戸空港第2ターミナルも4月18日(金)に開業する予定で、既に国際線チャーター便の運航も決定しています。

© 福岡空港
福岡空港国際線ターミナル 新保安検査場 イメージ
© 神戸市
神戸空港 新ターミナル 外観イメージ

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その他の話題


那覇空港を拠点に航空機の整備及び修理に関わる事業を実施するMRO Japanは、2024年にエアバスA320・A321型機を貨物機へと改修する「P2F」プログラムに関する基本契約を締結。この契約で日本初の「P2F」改修が実施できる工場となり、10月以降の初号機改修を目指しています。

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今回取り上げた話題以外にも、数多くの動きが予想される2025年の航空業界。今年も航空ファンのみならず、飛行機を利用する方など、すべての皆様にとって関心のある話題をより多く提供してまいります。そして、飛行機を思いきり楽しめるよう、少しでもお役に立てるよう励んでまいります。本年もFlyTeamをどうぞよろしくお願いいたします。

期日: 2025/01/01から
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