F/A-18とKC-130の墜落、海自と空自が艦艇・航空機で捜索救助

F/A-18とKC-130の墜落、海自と空自が艦艇・航空機で捜索救助

防衛省は、アメリカ海兵隊岩国基地所属のF/A-18とKC-130が空中接触し、墜落した事案を受け、乗員の捜索救助について災害派遣を実施しています。航空自衛隊中部航空方面隊司令官に対して第5管区海上保安本部長から災害派遣要請がなされ、海上自衛隊はちよだ、やまゆき、せとゆきの艦艇3隻、小松島の第24航空隊、岩国の第31航空群、航空自衛隊は浜松救難隊、新田原救難隊、芦屋救難隊が航空機10機で対応しています。

この事案は、2018年12月6日(木)1時42分頃、高知県の室戸岬の南南東およそ99キロメートル付近の海上で訓練中に発生したものです。F/A-18には2名、KC-130には5名がそれぞれ搭乗していました。岩国基地所属であればF/A-18D、または艦載機のF/A-18Fの可能性があります。

事故発生を受け、3時30分に災害派遣要請が実施され、4時6分に浜松救難隊のUH-60の1機が捜索救助活動のため基地を離陸して以降、各部隊が捜索救助活動にあたっています。このうち、第24航空隊のSH-60が5時43分に要救助者でF/A-18の乗員1名を収容しています。

■F/A-18、KC-130空中接触事故の救難対応
3:30 災害派遣要請
4:06 浜松救難隊UH-60(1)が基地離陸
4:08 新田原救難隊U-125(1)が基地離陸
4:10 新田原救難隊UH-60(1)が基地離陸
4:23 第24航空隊SH-60(1)が基地離陸
4:29 浜松救難隊U-125(1)が基地離陸
4:59 第31航空群US-2(1)が基地離陸
5:40 第24航空隊SH-60(1)が基地離陸
5:43 第24航空隊SH-60がF/A-18の乗員を収容
6:23 浜松救難隊UH-60(1)が基地離陸
6:29 芦屋救難隊U-125(1)が基地離陸
7:10 第24航空隊SH-60(1)が要救助者搬送で基地離陸
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