陸・空自、在外邦人の保護措置訓練を実施 C-2やC-130Hなど使用

陸・空自、在外邦人の保護措置訓練を実施 C-2やC-130Hなど使用

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© 統合幕僚監部
在外邦人の保護措置訓練 イメージ

自衛隊は2020年11月26日(木)から12月3日(木)にかけ、在外邦人等保護措置訓練を実施します。 陸上自衛隊、航空自衛隊が関係省庁の協力を得て、自衛隊の統合運用能力の向上、関係機関との連携強化に取り組みます。訓練は、朝霞訓練場、朝霞駐屯地、百里基地で、これらの地点を結ぶ経路や周辺空域で実施します。

訓練は主に、実動と机上で実施します。実動では、先遣調査チームの現地での活動、派遣統合任務部隊の現地での一連の活動、関係機関との連携を確認します。机上では、自衛隊と関係機関の連携を確認します。

自衛隊からは、統合幕僚監部をはじめ、陸上総隊・東部方面隊・警務隊の陸自から人員およそ200名、航空総隊・航空支援集団・航空教育集団・補給本部など空自から人員約80名が参加します。使用する航空機は、陸自CH-47JAを2機、空自C-2とC-130Hをそれぞれ1機ずつ、計4機を使用します。

この訓練には例年、関係機関として内閣官房、外務省が参加しています。アルジェリアで2013年に邦人拘束事件が発生し、この救出のため当時の747政府専用機を派遣したことを受け、さまざまな事態を想定して訓練を実施しています。自衛隊法も2013年に改正され、在外邦人に関わる輸送で政府職員、企業関係者、医師、家族などの同乗も認められています。

なお、防衛省では邦人輸送で海外へ派遣する航空機として、政府専用機をはじめ、C-1、C-2、C-130H、KC-767などを想定しています。

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