クイーン・エリザベスのF-35B、イタリアなど4カ国の戦闘機と演習

クイーン・エリザベスのF-35B、イタリアなど4カ国の戦闘機と演習

ニュース画像 1枚目:演習時、空母クイーン・エリザベス甲板の様子
© Royal Air Force
演習時、空母クイーン・エリザベス甲板の様子

イギリス空軍(RAF)第617飛行隊「ダムバスターズ」のF-35BライトニングIIは、イタリア空軍、アメリカ海兵隊、イスラエル空軍と共に演習「ファルコン・ストライク21」を実施しました。いずれもF-35AまたはF-35Bを保有しています(イスラエルはF-35AベースのF-35I)。ダムバスターズは、イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母「クイーン・エリザベス(R08)」に搭載され、空母打撃群を構成。現在は日本、インド、シンガポールなど、地中海からインド洋を経て、太平洋に向かう初の任務にあたっています。

「ファルコン・ストライク21」には、F-35に加え、およそ50機超の戦闘機や支援機が参加しました。イタリア空軍はタイフーン、トーネード、AMX軽攻撃機、T-346A練習機、KC-767A空中給油機、G550 CAEW早期警戒機、C-130輸送機を投入。アメリカ空軍からF-35A、F-16C、イギリス空軍からA330ボイジャー空中給油機、イスラエル空軍からG550 CAEW早期警戒機、KC-707空中給油機も参加しました。

ニュース画像 1枚目:演習中のイタリア空軍基地での様子
© ​​​Aeronautica Militare
演習中のイタリア空軍基地での様子

演習では、クイーン・エリザベスの甲板から英・空軍、米・海兵隊のF-35Bが発着し、第4世代と第5世代戦闘機による混合作戦に参加。参加4カ国のF-35A、Bの2つの仕様が混在する中、統合作戦や共同作戦の演習を展開しました。

期間中は各日、複数の地対空ミサイルの脅威に対する防衛、デジタル近接航空支援、船団護衛など異なるシナリオに基づいた項目の演習が実施されました。演習場にはシチリア島、サルデーニャ島も使用されました。演習を通じ、参加した同盟軍たちはそれぞれの相互運用性の向上に務めました。

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